職人の技で丁寧に造られた焼酎はおいしい!
出水市高尾野にある神酒造㈱の焼酎工場を見学させていただきました。
昨年10月の「いずみマチテラス」で、竹灯篭の灯りに浮かび上がる夜の工場を見せていただきとても感動し、「ぜひ、昼間の工場も見たい」という希望がやっと叶いました。
神孝輔社長が自ら説明しながら案内してくださいました。
写真や動画とともに紹介させていただきます。
1次仕込み 「もろみをつくる」
酒屋さんで「手造り焼酎」という表記を目にすることがありますよね。
「手造り焼酎」とは、「麹蓋と呼ばれる昔ながらの木箱を使い、自然換気・保温の麹室で機械を使わずに換気・通気をしながら、蒸した米に種麹菌を手で擦り込んで造った麹を使用した焼酎」と定義されていることを神社長に教えていただきました。
この麹室の窓に大きな役割があることがわかったのです。
こちらは手作り焼酎のためのもろみを作る“三角棚”の写真です。中にはお米と麹菌が入っています。
なぜ三角の屋根をしているのか気になりませんか?
結露した水がお米に落ちないように、このような形をしているのだそうです。なるほど!
結露した水は、傾斜した屋根を伝って外に流れるように工夫してあるのですね。
麹を手造りで仕込むためにはある程度の寒さが必要となるため、1月~2月の寒い時期にしか製造ができないそうで、とても貴重です。
2次仕込み 「主原料のお芋ともろみを混ぜる」
こちらは主原料のお芋。
頭と尻尾、傷んだ部分を切り落とし、また、大きすぎるものは半分にします。
お芋が蒸し器にかけられ、2次仕込みのためにベルトコンベアで甕(かめ)に…
んんん??
この方はなにをしているのでしょうか。
なんと、ベルトコンベアを流れるお芋のにおいを嗅ぎ、悪いにおいのお芋を除去している「鼻名人」なのだそうです。
このようにお芋のにおいまで嗅ぎ分ける“仕事”は、まさに職人技です!
神酒造の焼酎がおいしい理由の一つは、この「鼻名人」だったのですね。
1次仕込みから2次仕込み、そして蒸留、貯蔵・熟成を経て完成した焼酎は、丁寧に瓶詰・ラべリングされてお客様のもとに届きます。
詳しく説明していただきながら手元に届くまでの工程を見ることで、焼酎がより一層おいしくなりますよね。♪
神酒造の工場見学は、ガラス越しではなく、仕事をしておられるスタッフの皆さんの近くで見せていただけるので、独特の香りや雰囲気を体感することができますよ。
みなさんもぜひ一度、ご連絡のうえ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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