久しぶりの大島紬は、心地よい!
久しぶりに大島紬を着てみました。2013年11月、本場大島紬織物協同組合主催の「本場大島紬産地まつり」に参加して以来、実に2年半ぶりです。
この着物は、1990年に結婚するときに “ 結納返し ” にいただいたもので、これまで5回ぐらいしか着たことがありません。(^_^;)
娘は、成人式にも大島紬を来て出席するほど好きで、今回は、おばあちゃん(妻方の母)の紬を着て写真を撮りました。“親子三代、大島紬”と言われますが、まさにそのとおりです。流行のデザインではなく、好みの柄も“親子三代”にわたって引き継がれるのだと納得いたしました。
娘が以前から、「新年度は、会社のホームページやパンフレットの写真を、大島紬を着た写真に入れ替えたい」と言っておりましたが、お天気のこと、着付けをしてくださるご近所のおばちゃんのご都合、熊本地震で被災した身内のことなどがあり延び延びになっておりました。“いろんな事情”が整い、やっと実現いたしました。
改めて今回、大島紬を着るまでには、生活者それぞれが自分で“いろんな事情”を整える必要があるのだなあと実感いたしました。
A:持っていない。値段も安くはなく、着る機会もないので買わない。
B:持ってはいるが、着る機会がない。自分で着られず着つけ代が高いので着ない。
私:近所のおばちゃんにお願いして、年に1回ぐらいは着てみたいなぁ。
少し照れくさいけど、多くの人に自分の着物姿を見てほしいなぁ。
その一日だけは、自分が主役でありたいなぁ。
久しぶりの大島紬はとても心地よく、満足の一日、価値ある一日でした。(^_^)v