初めてものづくり補助金に申請してみようとお考えの方へ

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今日は「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」についてのブログをお届けします。(^o^)

この補助金は
“国際的な経済社会情勢の変化に対応し、足腰の強い経済を構築するため、経営力向上に役立つ革新的なサービス開発、試作品開発、生産プロセスの改善を行うための設備投資等の一部を支援する補助金”
です。

<平成28年度補正予算による補助の内容等>

◎補助率は、補助対象経費の2/3以内です。

◎補助額の上限は、下記のとおりです。
①経営力向上に資する革新的ものづくり・商業・サービス開発
一般型:1,000万円
小規模型:500万円
※雇用・賃金に関係する特例もあります。

②第四次産業革命に向けた、IoT・AI・ロボットを活用する革新的ものづくり・商業・サービス開発
第四次産業革命型:3,000万円

◎補助対象経費は、
①機械装置費、②技術導入費、③専門家経費、④運搬費、⑤直接人件費
⑥原材料費、⑦外注加工費、⑧委託費、⑨知的財産権等関連経費
⑩クラウド利用費 です。

◎採択事例の事業計画名を整理すると、
①付加価値を高めた新商品の開発と新しい市場の開拓
②生産基盤の整備と革新的生産体制の確立
③生産ラインとプロセスの改善による生産性の向上
④コスダウンの実現と作業効率の改善による収益性の向上
⑤労働環境の改善による生産性の向上
⑥革新的なサービスの開発による商品提案力の強化と会社の信頼性の向上
などの取組が多いようです。

鹿児島県中小企業団体中央会が鹿児島県の地域事務局となっており、公募説明会も開催されます。

◎申請書類には、商工会議所・商工会・金融機関・税理士・中小企業診断士等、国が認定した支援機関の確認書が必要です。

◎28年度補正予算におけるこの補助金の全国申請数は15,547件、採択者数は6,157件で、採択率は39.6とのことです。

◎平成28年7月1日に施行された「中小企業等経営強化法」に関する経営力向上計画」の認定を受けると、審査において加点されるようです。

おそらく、機械装置費と試作品の開発に要する直接人件費等が大きなウエートを占めることになると思いますが、「既存の機械が老朽化したので買い替えたい」ということでは採択は難しいでしょう…。

「たとえ補助金がなくても、やりたい事業、やらなければならない事業に取り組むために申請する」という考え方で、かねてから綿密に練った事業計画書を作成しておくことが必要です。!(^^)! 

少なくとも、「やりたいこと、やらなければならないこと」についてかねてからメモをとり、頭の中にある計画の骨子だけでも明確にしておくことで、中小企業診断士やコンサルタント等の書類作成の専門家に伝わりやすく、タイミングを失わず申請することができます。

また、せっかく製造機械を導入したのにもかかわらず、商品が見込みどおりに売れないために機械装置が十分に稼動しなければ、融資の返済だけが残ってしまうことにもなりかねません。

綿密な事業計画と売上計画が必要です!!!

次回の更新もお楽しみに♪

地域彩生コーディネーターの櫨山でした。(^_^)v

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See you.