新たなことに取り組む「アクティブな春」
4月は新しい年度の始まりです。
企業の事業年度の始まりは様々ですが、学校年度や行政の会計年度に合わせて、3月には事務作業をひとまず締めて、4月には気を引き締めて新たにスタートする。そのように前向きな気持ちになれるのが「節目の春、旅立ちの春、始まりの春」です。
どことなく心がそわそわして落ち着けないかもしれませんが、特産品開発においても、たくさんのコンクールや展示会、商談会が開催される「実りの秋、芸術の秋、天高く馬肥ゆる秋」を実り多き「クリエイティブな秋」にするためにも、この「アクティブな春」に順調なスタートを切りたいものです。
私は、特産品を作って利益を伸ばすためには、「まずは『需要の開拓と拡大』、次に『販路開拓』」という考え方でおりますので、県内で開催される商談会・展示会・コンクールに積極的に出品されることをお勧めしております。
出品することで、以下のような効果が得られると考えております。
○商談会やコンクールは、たとえ取引に繋がらなくても、また、たとえ入賞できなくても、商品に対する評価や意見を聞くことができます。
○多くの特産品が出品されますので、県内での特産品開発の取組状況を知ることができて、励みにもなります。
○他社の類似商品を見ることで、自社商品のレベルや現状を体感することができます。
○出品票や見積書を書くことで、自社商品の価格の見直しや特徴を改めて考える機会となり、また、商品の企画書・提案書の作成に役立ちます。
○地元のお客様にアピールすることで、地元から需要が拡大し、その結果として販路ができていくことが期待できます。
大変失礼な言い方ではございますが、特に特産品づくりを始めたばかりの方は、ビジネススキルの向上のためにも、まずは、県内で開催される商談会・展示会・コンクールに積極的に出品なさってはいかがでしょうか。
ステップアップができたら、県外、そして海外へと羽ばたいていきましょう!