お豆腐屋さんが開発した「豆腐以外の大豆加工食品」が大好評です!
20数年前から、毎年末の定期健康診断で、中性脂肪や悪玉コレステロールが高く「治療が必要です」という診断結果を受けておりますが、「仕事がそこそこ忙しい」と勝手な言い訳をして、ほったらかしにしていました。
病院からいただいた「結果を出すためのヘルスケアマネジメント」というパンフレットの巻頭には「ビジネスの基本は『健康』であること」と書いてあり、「『健康』よりも、仕事を優先していませんか?」と問いかけてきています。
心を入れ替えたのは、一週間ほど前のテレビ番組で「大豆のたんぱく質が、血中コレステロールを下げる効果がある」という特集を観てから。遅ればせながら、毎日、納豆や豆腐を食べようと思っている今日この頃です。
ということで今日は、(有)出水食品(※1)の「大豆加工食品」をご紹介いたします。
出水食品は昭和44年創業のお豆腐屋さんで、工場主任の池田大志さん(36歳)は事業承継者です。
豆腐業界が最盛期だった昭和30~40年とは日本人の食生活が変わってしまい、豆腐需要の減少や後継者不足により、お豆腐屋さんはだいぶ減ってきているようです。
そこで池田さんが取り組んだのが「豆腐以外の大豆加工食品」で、その第1号は「大豆deバター」です。
6年前に相談をいただいたときは「冷蔵保存で30日間賞味」でしたが、「瓶入りの冷蔵商品は送料が高くつき、冷蔵棚がない小売店では取り扱ってもらえない」とアドバイスすると、研究熱心な池田さんは保存料を使うことなく、独自の「湯圧仕込み」製法で「常温保存で300日間賞味」に改善し、今では全国各地に流通しています。
「豆腐以外の大豆加工食品」の開発に拍車がかかったのは、2017年、ものづくり補助金で「大豆のペーストやパウダー、豆乳を製造できる機械装置」を導入してからです。「豆乳deパウダー」や「おからパウダー」を次々と開発し、展示会や商談会で積極的に売り込んでいます。
次に、「鹿児島では、ところてんに三杯酢や酢醤油をかけておかずとして食べるけど、東京のおしゃれなご婦人たちは、甘味処で黒蜜やきな粉をかけてスイーツとして食べるから、豆腐にも黒蜜をかける新しい食べ方を提案してみては!」というアドバイスを素直に聞き入れ、出来上がったのが「豆乳もち」です。「冷蔵保存で6日間賞味」なので地元でしか買えませんが、「特産館いずみ」では、「罪悪感なく食べられて、おいしい!」と、女性客を中心に大人気です。
いちばん最近の新商品は、洋菓子のパティシエさんの指導を受けて開発した「おからスティック」です。お子さんから年配の方まで気軽に食べられる「やめられない、止まらない『健康的な豆腐せんべい』♪」です。
「大豆deバター」と「おからパウダー」は、出水食品の敷地内にある「パティスリー タンプルタン」、「特産館いずみ(出水市)」、「だんだん市場(長島町)」、「天文館まちの駅 ゆめりあ」で、また、「豆乳もち」と「おからスティック」は「特産館いずみ」でお買い求めいただけます。
豆腐そのものは価格競争の真っただ中にありますが、池田さんが開発した「豆腐以外の大豆加工食品」のターゲットは、「健康」「美容」「おいしい」「安心」「安全」をキーワードに、「付加価値の高い商品」を買い求めているお客様です。
新型コロナウイルスの影響で消費が低迷し、加えて、休校になったことで学校給食の注文がなくなってしまい、出水食品にとっても厳しい時期ではありますが、今でこそホームページやSNSでの情報発信を強化して売上を伸ばそうと、YouTubeも始めました。
業務筋からの問い合わせやエンドユーザーからの注文が増えて、コンバージョン・レートが確実に伸びています。
今年の年末には、私の中性脂肪と悪玉コレステロールの数値が正常値まで低下していること間違いなし!(であることを信じて、どんどん大豆を摂っていきます! ( ^)o(^ ) )
・(※1)出水食品
地域彩生コーディネーターの櫨山でした。(^_^)v
次回をお楽しみに♪
See you.