お客様の需要やニーズに合わせ、「お買い上げ」&「お取り寄せ」に対応した「コミュニケーション・ツール」を整備することが「必要火急」です!


新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が、鹿児島など39県で解除されましたが、まだ解除されていない「特定警戒都道府県」からの観光やビジネスによる県境をまたぐ移動を心配する声もあり、「健康的で安心できる生活」と「収入や家計のための経済活動」の狭間にいて、晴れきらない気持ちで過ごさなければならない時間がもう少し続きそうです。


奄美群島で農産物を栽培し、その加工食品を全国各地で開催される物産展で販売している知人が、収穫のためにゴールデンウイーク前に帰島しようとしたところ、地元の保健所から「島内には高齢者が多く、十分な医療機関がないので、帰島を2週間ぐらい延ばしてほしい」と依頼されたとのことです。

計画的に植え付けて、収穫期を迎えた農産物を適正な時期に収穫することは「必要火急」だと思われますが、双方が「島を愛すればこそ!」、日延べすることを快諾したそうです。


自ら、県境をまたぐ移動の自粛を呼び掛けておきながら、「政府が選挙は不要不急ではないとしている。(事務所開きは)その延長線」(南日本新聞)と言い訳をする知事や、「特定警戒都道府県」から「自ら不要不急に当たらないという判断」(南日本新聞)で出席した地元選出国会議員とは「雲泥の差」「月とすっぽん」です。(―_―)!!


宇宙センターがある種子島の1市2町では、5月21日に予定されている「H2Bロケット」の最終号機となる9号機の打ち上げを前に来島自粛を呼びかけ、また、島内での感染症発生を防ぐため、南種子町内の公園など4か所を閉鎖するそうです。

これまでのロケット打ち上げの際は毎回1,000人~3,000人程度の見物客が訪れ、今回閉鎖される公園などが見学場になっていたとのことで、交通、宿泊、購買などが種子島にとっては大きな収入源になっていたことを考えると、苦渋の決断であったろうと思います。


そんな種子島では今、二つの農林産物が旬を迎えています。ヽ(^o^)丿

一つ目は「トウモロコシ」です。

毎年、種子島の知人からいただいており、今年も宅配便を使うことなく手渡しリレーで届きました。

「隆起性で、赤土土壌の島だからだ」と勝手に決めつけているのですが、とにかく「甘くておいしいトウモロコシ」です。


二つ目は「ニガダケ」(リュウキュウチク)です。

これも毎年、種子島の同じ方からいただくのですが、今年も5月17日の南日本新聞で紹介されていました。

「どうして地元では『ニガダケ』と呼ぶのだろう?」と思うほど、これも「とっても甘くておいしいタケノコ」です。

我が家では、「炒めて卵でとじる」食べ方が定番です。


新聞では、「今年はすでに100キロを超える注文が来ている。新型コロナウイルス禍で帰省できない出身者が故郷の懐かしい味を求めているのかもしれない」と紹介されています。

2020年5月17日付け、南日本新聞


鹿児島県では、優れた畜産物、水産物、農林産物などが計画的に肥育・養殖・栽培されており、計画どおりに出荷・加工されなければ、旬を逃し、また、規格外になってしまって計画どおりの収入が得られなくなってしまう心配があります。


先日のFacebookには「一刻も早くサプライチェーンを軌道に戻す必要がある」と書きましたが、政府が「新しい生活様式」を公表したように、「新しいサプライチェーン」が構築されるかもしれません。


これまでもお伝えしてきておりますが、今回の新型コロナウイルスの影響を目の当たりにして、いわゆる「地域特産品」に関しては、不特定多数に「サプライ(Supply,供給、販売)」することより、お客様の「デマンド(Demand,需要、ニーズ)」に対応するための「『お買い上げ』&『お取り寄せ』の経路」や、コミュニケーション・ツールを整備することが「必要火急」であると、改めてお伝えいたします。


地域彩生コーディネーターの櫨山でした。(^_^)v

次回をお楽しみに♪

See you.