川辺仏壇の職人の技が、新しい生活空間で生き続けています!
奄美地方は昨日、やっと梅雨明けしたようですね。
九州南部本土の平年の梅雨明けは7月14日頃のようですが、今年はまだ明けておりません。
昨年は7月24日と遅かったようなので、今年ももう少し我慢しなければならないのでしょうか。
今日は、南九州市川辺町にある「田中仏像工房」をご紹介します。
南九州市川辺町は、昔から仏教が盛んな土地で、塗り仏壇・金仏壇の産地でもあります。
国の伝統的工芸品に指定されている川辺仏壇は、7つの工程をそれぞれの職人さんが担当し、完成します。
① 木地(きじ、木を組む・削る)
② 彫刻(木を彫る・刻む)
③ 宮殿(くうでん、気を使って宮殿を造る)
④ 金具(金属を曲げる・叩く・切り出す)
⑤ 蒔絵(まきえ、絵を描く)
⑥ 塗り(漆を塗る)
⑦ 仕上げ(金箔を貼る・組み上げる)
田中さんはその中の「彫刻」をする仏師・彫刻師さんです。
プロの彫刻師さんの仕事姿を生で見せていただきました。
洋風の家や仏間がない家が増え、昔ほどは仏壇が売れなくなっているようですが、このように完成品の一つひとつが、7つの工程の職人の手によって大切に生み出されていることを知ると、やはり「国産のお仏壇」で故人を偲びたいと思ったりしたのでした…。
田中仏像工房では、日常使いできるレザーネックレスや根付けなども作っておられます。
私のお気に入りはフクロウさんです。このまぁーるいフォルムがたまりません。
いつもは、7つの工程の見学や「蒔絵」の体験もできるようですが、新型コロナウイルスの影響で、見学や体験も休止しているようなので、詳しくは、川辺仏壇組合(※1)にお問い合わせください。
(※1)鹿児島県川辺仏壇協同組合
地域彩生コーディネーターの櫨山でした。(^_^)v
次回をお楽しみに♪
See you.