正しい言葉遣いと心遣いで、質の高い商品とサービスを提供して、新規顧客をリピーターに転換していきたいものです。


9月30日の南日本新聞「南風録」に、流行りの表現や間違った敬語の使い方について書いてあり、とても興味深く読みました。

「南風録」によると、文化庁の昨年度国語世論調査では、就活や婚活などの活動を「~活」と略す言い方を9割が気にせず、また、パワハラやセクハラなどを「~ハラ」と略すことを8割超が許容するなど、国語の乱れを感じる人は過去最低だったようです。

それでも、「そうなってございます」や「承知してございません」など、国会審議の官僚答弁で何度も聞かされた「うわべは丁寧なようでも誠意を感じない言い回し」に対しては厳しい見方があるようで、「分からない人が上品ぶって使う敬語は、かえって下品で聞くに堪えない」という国語学者の金田一秀穂先生の言葉が紹介され、「SNSなどでさまざま表現が広がっている。時代が変わっても大切なのは相手を不快にしない気配りだろう。」と結んであります。


FacebookやInstagramであれば、すぐにプチっと「いいね!💛」したいぐらいです。


若い人が、ものすごくおいしい料理を食べて感動したときに、身に危険が迫ったときと同じように「やばい!」という言葉を使っているのを聞くと、「極度に感動しているのだろうなー」と、やっと最近、「大人の対応」ができるようになりました。

それでも実際、「よろしければお召し上がりください」と勧めたときに、「大丈夫です」と言いながら首を横に振られると、「お礼も言わないし、『大丈夫』を使うところじゃないだろう!」と不快感を隠せない、未熟な私でもあります。


プライベートでのやり取りなら未だしも、ビジネスでの表現が間違っていたり、不快な思いをさせたりすると、個人や会社自体の質、さらには、その個人や会社が提供する商品やサービスの質が低いことが推し量られて、顧客が離れていってしまうことになりかねません。


DMやチラシの「この葉書(クーポン)をご持参ください。」という表現は、「この葉書をお持ちください。」と訂正したほうがよいと指摘すると、DMやチラシの製作会社やデザイナーの責任にする経営者がいます。


ラーメン店やファミリーレストランで昼食をとると、「ご注文は、すべてお揃いでしょうか」と聞かれることがよくあります。

「お客様は、お揃いでしょうか」と尋ねるのならともかく、自分たちが提供する商品に「お」をつけることは正しくないし、また、「ご注文を繰り返します」とか「ご注文は、すべてお揃いでしょうか」など、二度もお客様にチェックさせずに、自分たちで、間違いと漏れがないように工夫して、お客様にストレスを与えずサービスすべきだと思います。

料理の味はおいしいのに、「もったいない」と思ってしまいます。

すてきなサービスを提供しておられるラーメン店やファミリーレストランの皆さん、ごめんなさい。(*^-^*)


先週末、鹿児島市にある「洋麺屋 五右衛門」で、家族で昼食をとりました。初めてのときは行列ができてしばらく待つことになったので、今回は、11時の開店時間に着くように向かいました。



調度品は「和」のテースト、照度は抑え気味で、店内は落ち着いた雰囲気です。



箸でパスタを食べるので、日本そばやそうめんのように「ズズズーッ」と音がするのですが、隣席との間隔が十分にとってあるので、お互い気にせずに食事をすることができます。


何にも増して、「ご注文は、すべてお揃いでしょうか」ではなく、「ごゆっくりお召し上がりください」という一言で、とても心地よいランチタイムを過ごすことができました。とてもおいしくいただきました。😋



地域彩生コーディネーターの櫨山でした。(^_^)v

次回をお楽しみに♪

See you.