沖永良部島へのマイクロツーリズムを楽しみました! !(^^)!

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2月24日〜25日、仕事で沖永良部島に行き、空いた時間を利用してマイクロツーリズムを楽しんできました。(※1)

鹿児島空港の離島航空便の搭乗口に向かう途中にあるSky Shopは、コロナの影響で登場者数が減ったのに比例して商品のアイテムも減ったように思います。特に賞味期間の短いものが減ってきて、「魅力に欠ける」というのが率直な感想です。

遠くに見える霧島連山の稜線ははっきり見えず、翌日は予定どおりに戻ってこられることを願いながら搭乗しました。

約5000m上空を1時間半ほど飛行すると、青い海に浮かぶ「ナイキのブランドマークに似た沖永良部島」が見えてきます。

プロペラ機で島の空港に着陸するのも「島を旅する醍醐味」の一つです。

非接触型体温計測器で体温を測ってもらったあとは、テッポウユリの大きな看板が迎えてくれます。


1日目の午後と2日目の午前は和泊町の「南国きのこ苑」(※2)さんで仕事をする予定を組んでいたので、空いた時間を利用して、これまで行ったことのないスポットを回ってみたいと思い、レンタカー屋さんに置いてあったパンフレットを持って出発しました。

まず向かったのは、知名町の「田皆岬」です。

沖永良部島をドライブすると、一年中、「空と海の青」「畑の赤土」「木々の緑」の三色が目を楽しませてくれます。

2月下旬から3月中旬は、「テッポウユリが伸びる時期」「新じゃがを植える時期」であることがすぐにわかります。


空港から県道620号線を西に走り、目的地の「田皆岬」には空港から30分弱で到着しました。(※3)

平成29(2017)年3月、奄美群島国立公園に指定された島内屈指の景勝地で、また、奄美十景の一つとされているようですが、東シナ海に突き出した岬は高さが51mもある断崖絶壁なので、心が病んでいるときには絶対に来てはいけないと思いました。

少し風があったので、足元には十分に注意して崖下を覗き込みましたが、幸い心身ともに健やかなときに訪れたので、晴れの昼間、眼下に望む海は透き通っていて、打ち寄せる広い波と相まって、とてもきれいでしたよ。


2日目午前の仕事を終えたあと訪れたのは、「日本一のガジュマル」です。

和泊町立国頭小学校・国頭幼稚園の校庭にあり、明治31(1898)年に第1回卒業生が植えたガジュマルは、新日本名木百選の一つで、和泊町指定天然記念物にもなっているそうです。

校門に「御用の方は職員室までおいでください」と掲示してあったので、少し緊張気味に「写真を撮ってもいいですか」と尋ねると、ちょうど昼休み中の先生が「どうぞどうぞ、たくさん撮ってください」と対応してくださいました。


「日本一のガジュマル」は横幅も大きいのですが、横に広げた枝の下には大人が腰をかがめて歩ける高さがあるので、児童や園児たちの「緑陰読書」「緑陰音楽会」「緑陰集会」の会場にもなっているようです。まさに「日本一」です。

平成29(2017)年11月、私よりも一足先に天皇皇后両陛下がここに来られた記念碑が建てられています。


西郷南洲記念館」を訪れるのは5回目ですが、沖永良部島に来るたびに是非寄ってみたいと思うスポットです。

大河ドラマ「西郷どん」でも紹介されましたが、流刑により沖永良部島で過ごした1年半の間に、西郷さんが島民に親しまれ、愛されていたという証が、島のあちこちに残されています。


和泊町役場は、2019年5月に落成したとてもきれいな庁舎です。

お手洗いをお借りしようと立ち寄ったところ、島の名産であるテッポウユリ・オリエンタルリリー・グラジオラス・ソリダゴ・キクなど、「和泊町の切り花品評会」で入賞したきれいな花が展示してあり、また、職員の方々も「こんにちは」と声をかけてくださり、とても癒やされました。

昨年10月、ギネス世界記録「1時間に植えた花の球根の最多数」に挑戦し、みごと15,690球の世界記録が認定されたこともパネルで紹介されていました。


和泊町にある「タラソおきのえらぶ」は平成17(2005)年に開業した、タラソテラピー(海洋療法)の施設です。(※4)

電力の一部は風力発電で賄われているそうで、いただいたパンフレットをみると、トレーニングジムや海水プールなどの設備があるようです。次の機会には水着を持参して、1,000円で海水プールやアロマ蒸気熱風浴を楽しむことにします。


沖永良部島の最高標高は240mで、比較的平らな島です。「田皆岬」のような断崖絶壁もあれば、空港の北側にある「国頭岬」のように遠浅の浜辺に近い岬もあり、路肩に車を停めて浜辺に下りて青く透き通った海を間近に見ることができます。

南の島の象徴ともいえるハイビスカスは一年中咲いており、収穫が済んでいないサトウキビは「ざわわー♪ざわわー♪ざわわー🎶」と風に揺れて、満点の雰囲気でした。


「えらぶゆりの島空港」では、「いってらっしゃい!」と書かれたゲイトとたくさんの切り花が迎えてくれました。

「風が強いので、条件付きでチェックインの手続きをいたします」という言葉に少しビビりましたが、私の日頃の行いがとても良いので、なんとか飛行機が飛び、無事に帰宅することができました。

翌日から2〜3日は、荒天のため離島間の飛行機や船舶が運休して人や荷物が移動できなかったことを思うと、心が少し痛みます。


2月27日(日)のMBC「週刊1チャンネル」で沖永良部島が紹介されていました。3月7日(日)は後編が放送されるようなので、楽しみにしております。


(※1)マイクロツーリズム

(※2)南国きのこ苑

(※3)田皆岬

(※4)タラソおきのえらぶ

地域彩生コーディネーターの櫨山でした。(^_^)v

次回をお楽しみに♪

See you.