「めりこの法則」に沿って商品開発や顧客開拓について考えてみると、わかりやすいですよ!

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今日は「めりこの法則」についてお話したいと思います。
突然ではありますが、ちょうど一週間前、私は運転免許証の更新手続きをしてきました。

三密を避けるため、交通安全教育センターに着いてから手続きが始まるまでの流れは以前と変わっており、また、「火曜日と木曜日の午後に限っては、免許証に載せる写真を持ち込むことができる」との説明があり、生活者の要望や環境の変化に合わせて、いろんなことが変わっていくのだなぁと思いました。

私は30分間の「優良講習」を受講するだけで済みましたが、その講習のほとんどは、「高齢者が交通事故の被害者になる割合が多く、それを防止するための対策は、ヘッドライトを効果的に活用することです」という内容でした。

ロービームでは前方約40メートル、ハイビームでは約100m先までを照らすので、対向車や先行車がいない夜間は、ハイビームで走行することで「自分の車の存在をアピールできる」とのことです。


また、「目で見て物を判別するには、明るさとともにその対象物と周囲との明度の差(コントラスト)が重要な役割を占める」らしく、黒や紺などの目立たない色は40メートル以内でも見分けにくく、いっぽう、白・黄・蛍光色などの目立つ色は100メートル先からでも見分けることができるようです。

歩行者側から考えると、「白・黄・蛍光色の服を着たり、また、反射タスキをつけて目立つことで、自動車やバイクのドライバーに気づいてもらいやすく、交通事故に遭う確率が低くなる」ということです。


この講習を受けて、この内容はパッケージデザインを考えるときに使われる、「めりこの法則」だなぁと考えておりました。
地域彩生Labでは、経営相談に際して、「めりこの法則」に沿って進めることをアドバイスすることがあります。
めりこの法則とは…

め:目立つこと。目立たないと気づいてもらえず、手に取ってもらえない。

り:理解できること。理解されないと棚に戻されてしまう。

こ:好感が持てること。好感を持ってもらえなければ、買ってもらえない。


パッケージデザインを考えるときに使われる、わかりやすいマーケティング用語の一つですが、商品開発に限らず、顧客開拓をして持続的な経営を目指すときにも活用できる考え方です。


この「めりこの法則」をビジネスに活用するために、私なりに少し言葉を足すと、

◎他社や他の類似商品より目立つことで見分けがつき、手にとってもらえる。自社や自社の商品・サービスを知ってもらえる。

◎目立っているだけでなく、手にとった商品やパンフレット、また、ホームページなどに表示・表現されていることが適正でわかりやすく、理解してもらうことで、より一層深く関心を持ってもらえる。

◎表示・表現されていることを正しく理解してもらい、さらに、そのこだわりや考え方に好感を持って、また、共感してもらうことで、選んでもらえる。そしてリピートしてもらえるようになる。

「め」から始まって「り」を経由し、「こ」に到達することで、初めて「商品・サービス・会社の価値を理解してくれる顧客を獲得した」と言えるのではないでしょうか。


消費者の購買プロセスを表すモデルとしての【AIDMA(アイドマ)】「Attention(注意)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)」や、【AISAS(アイサス)】「Attention(注意)、Interest(関心)、Search(検索)、Action(行動)、 Share(共有)」については、またの機会に考察することにしましょう。


地域彩生コーディネーターの櫨山でした。(^_^)v

次回をお楽しみに♪

See you.