「関係性マーケティング」に取り組み、「パートナーと共に創り上げること」ことが、売上拡大の確実性を高めていきます!
前回は、マーケティング用語の一つである「めりこの法則」を紹介し、「『め』から始まって『り』を経由し、『こ』に到達することで、初めて『商品・サービス・会社の価値を理解してくれる顧客を獲得した』と言えるのではないでしょうか。」と結びました。
今回は、「めりこの法則」に沿って進めた結果、やっと獲得できた顧客(エンドユーザー、小売店・問屋等)との良好な関係を維持し、さらに深めていくという「関係性マーケティング(リレーションシップ・マーケティング)」について考えてみたいと思います。
この「関係性マーケティング」では、「顧客は進化する」という考え方があります。
これは、「商品・サービス・会社の価値を理解してくださったお客様」と商品・サービスを提供する側との関係性は、関係性が低い「顧客(クライアント)」からスタートし、「支持者(サポーター)」→「代弁者・擁護者」→「パートナー」へと高まっていく。
そして、「代弁者・擁護者」や「パートナー」にまで「進化した顧客」は、自分のすばらしい経験を進んで他者に広めてくれることが期待できるという考え方です。
地域彩生Labへの相談でいちばん多いのは、出来上がった商品を持ってきて、「売ってほしい」というものであり、そして正直なところ、いちばん手を焼くのもこの相談です。「マーケティング」せずに開発した商品やサービスをいきなり売ろうとしてもなかなかうまくいきません。
そのような相談に対しては、「共創」することをお薦めしております。
「共創」とは、「買ってくださるお客様」や「売ってくださる小売店」の声を聞いて、「共に創り上げていくこと」です。
「ターゲット(標的)を絞って商品やサービスを開発する」というのはよく耳にする言葉ですが、それだけでは「こちらからターゲットに向けての一方通行」であるためレスポンスがもらえず、「自分が正しいターゲット市場を選定できているのか」、また、「ピンポイントで標的を射抜くことができたのか」を確認することができません。
「買ってくださるお客様」や「売ってくださる小売店」を単なるターゲットではなく「パートナー」として位置づけ、「共に創り上げていく」ことが大切です。
(共創によるものづくりについて具体的に記載した彩ログがこちらです
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小売店・問屋のバイヤーは、自分の店に欠けている商品や顧客の嗜好を十分にわかっています。
また、エンドユーザーであるお客様は、自分がパートナーとしてかかわった商品やサービスには思い入れがあるので、自分のすばらしい経験として「進んで他者に広めたくなる」のです。
「どこでもいいから売ってほしい」とか、「多くの人に買ってほしい」というご相談…。
気持ちはわかりますが、「使ってもらえば、私の商品が万能であることがわかる」と思い込んでいる商品やサービスは、ターゲットさえも絞られていないものも多く、結果として、どの的も射抜くことができません。
地域彩生Labでは、「販路拡大」のご相談に対して、まずは「需要拡大」に一緒に取り組むことで成果を上げてきております。
ターゲット市場の選定の仕方に悩んでおられる方、また、「関係性マーケティング」に取り組んでみたいと思っておられる方は、ぜひご連絡ください。お待ちしております。
地域彩生コーディネーターの櫨山でした。(^_^)v
次回をお楽しみに♪
See you.