スポーツにおいてもビジネスにおいても、経験値を上げて成功体験を持つこと、その成功体験を反復して定着させることが大切なんですね!


いよいよ今週は東京オリンピック、そして来月はパラリンピックが開催されます。

新型コロナウイルスの感染拡大により1年延期され、今もなお多くのことが改善しきれないまま、リスクや不安を抱えながらの競技大会になりそうですが、世界各国から「運動神経のいい」アスリートたちが集い、世界トップレベルの技術や記録を披露してくれることを楽しみにしています。


さて、7月16日に放送されたNHKの「チコちゃんに叱られる」で、「運動神経がいいってなに?」という問いについて、「運動神経は生まれ持った才能よりも、繰り返し練習した成果であり、誰でも身につけられる」ことをチコちゃんが教えてくれました。

この番組を観て、「やはり、仕事や経営においても経験値を上げて成功経験を持つこと、また、その成功体験を反復して定着させることが大切なんだ!」と改めて気づかされました。


日本女子体育大学学長で、スポーツ科学の第一人者「深代千之先生」によると、「運動神経」は誰しも備わっているもので、もともとは個人差はなく、「成功体験」と「反復練習」により、誰でも運動ができるようになるということでした。

では、なぜ運動能力に差が出るのかというと、いわゆる「運動神経がいい人」は、成功体験や反復練習により、「脳の中に適切な神経経路を作れている人」であり、「運動神経がわるい人」は、成功体験や反復練習が足りずに「目的地まで時間がかかる人」ということのようです。

また、初めての運動でもすぐにできる人は、過去の似たような運動の記憶を応用できる人だということです。


番組で紹介された「運動神経をさらによくする3つのポイント」は、まさに仕事や経営にも共通することだと思いました。

①うまい人の動きをマネする。(脳の中の適切なルートを発見しやすくなる)
②うまくいった動きは、繰り返し続ける。(脳の中で、適切なルートが固定化する)
③練習中、自分を客観的にみる。(いい動作だけを脳に定着させる)

この「努力と運動神経の関係」や「努力は決して裏切らない」ことを実証した3人の「オリンピックのレジェンド」たちのインタビューも紹介されました。

①柔道女子 谷亮子さん :オリンピックの連覇という夢に向かって一生懸命練習してきたので、それを一生懸命発揮しました。
②体操男子 内村航平さん:いつもの練習では絶対にミスがなかったので、練習だけを信じて、いつも通りを心がけてやりました。
③水泳男子 北島康介さん:一個ずつきちんとクリアして「すべてやってきた」と思ってその舞台に立てば、怖いものは何もない。


地域彩生では、特産品を製造しておられる事業者の皆様に、まずは県内で開催される品評会や商談会への出品をお薦めしておりますが、それは「経験値を上げること、成功体験を積んで反復すること」でビジネスセンスが磨かれ、売上拡大につながっていくと思うからです。(※1)(※2)

運動神経がそうであるように、「ビジネスセンスは生まれ持ったものではなく、努力した人だけが身につけられるもの」だと確信しております。


(※1)「かごしま遊楽館」活用のすすめ
(※2)「かごしまの新特産品コンクール」出品のすすめ

地域彩生コーディネーターの櫨山でした。(^_^)v

次回をお楽しみに♪

See you.